丸太杭を使った地盤補強【環境パイル工法】

環境パイル工法とは、木で家を支える「地盤補強」のひとつで 「腐らない」「蟻食いしない」ように処理を行った【丸太杭】を使用しております。

円柱状に成形した丸太杭を圧入専用重機にて地盤中に無回転で圧入し、これを地盤補強材として利用する工法です。

木材で家を支える「環境にやさしい地盤改良工法」です。
高品質な防腐防蟻処理を実現することで、「腐食しない」「蟻害しない」高耐久性を実現しました。
丸太杭工法は古来からある伝統工法ですが、支持力機構を明らかにすることで、第三者認証を取得しています。

環境パイル 工法

丸太杭の支持力で建物を支える工法です。

地盤が弱いところでも対応できます

比較的地盤の弱い土地に適した工法で、杭の力で建物を支えます。(杭状地盤補強)

環境パイル(S) 工法

丸太杭の支持力と、もともと持っている地盤の支持力の両方で建物を支える工法です。

環境パイルより木杭の本数を少なくできます

比較的地盤の強い土地に適した工法で、杭と地盤の力で建物を支えます。(複合地盤補強)

設計者が様々な基礎形状・設計条件・地盤調査の結果から、どちらの工法が最適か選択します

環境パイル・環境パイルSについて

長期耐久性

木材にAQ認証(優良木質建材等認証)を取得している工場で高品質な防腐・防蟻の薬剤を加圧注入しています。

加圧注入保存処理することで腐朽や白蟻を防ぐことができ、長い年数を経てもその品質は持続します。

AQ認証とは:(公財)日本住宅・木材技術センターが、AQ制度に基づいて品質性能などを客観的に評価した結果、優良な製品へ出す認証のこと。
そもそもAQとは「Approved Quality(よいと認められた品質)」の頭文字から来ています。
AQ認証を取得しているということは優れた木質建材の証なのです。

また、地中で丸太杭を使用した場合、地表に出ている丸太杭と異なり、耐久性が大幅に向上いたします。
それは、地中部分は劣化の条件である酸素が遮断されることにより、劣化しにくくなっているためです。

土地を選ばない

弱い地盤・有機質土(堆肥のようなもの)でも大丈夫です。

環境に優しい

セメントや鉄を用いた地盤改良を木材に置換することにより、
1棟当たりの二酸化炭素を約10t削減でき、施工材料による六価クロム等の環境汚染の心配もありません。
また、地場の木材も利用できるので地産地消への貢献が可能な工法です

ABコーポレーションも、使用する木材は福井県の間伐材が中心です。 
また、木材を利用した地盤補強工法として(財)日本建築総合試験所の建築技術性能証明書を開発会社(兼松日産農林株式会社)が地盤業界で初めて取得しており、全国で2000件以上の実績があります。 

数々の認定を受けています

エコマーク

【優良木材質建材等認証】

使用している木杭が、間伐材有効利用として評価され「環境パイル」という形で登録されています。

ウッドデザイン賞

【2015 ライフスタイルデザイン部門】受賞

ウッドデザイン賞・・・木のよさや価値を再発見させる製品や取り組みについて優れたものを表彰している

木づかい運動

国産材の積極的な利用を通して山を活性化し二酸化炭素をたっぷり吸収する元気な森林づくりを進める運動

環境パイル工法は、兼松日産農林株式会社が開発した工法です。

環境パイル工法 についてもっと詳しく見てみる

➡ 環境パイル工法協会のWEBページへ